顔料分散の工程

混練押出機による顔料分散は顔料粒子が集まって凝集塊が発生しないことが第一条件です。分散不良の結果は色斑等が発生し、本来、持っている顔料の性能を発揮出来ません。条件を満たす為には、混練の目前工程で、顔料の分散処理、押出機の加工条件(混練強度、加工温度設計)が揃って良分散体(着色樹脂、マスターバッチ)となります。又、最も大切な事は樹脂の物性、特性を損なわない設計が必要とされます。

押出機による顔料分散体の製造工程

単軸スクリュー

単軸スクリュー
2軸スクリュー

2軸スクリュー
押出機による顔料分散のポイント
写真の通り、スクリューの形状(ニーディング・ポイント・ダルメ)で分散性が決められます。例えば、単軸では、分散性をコントロールするため、ダルメージを3段、4段に増やすというような設計があります。