顔料と染料
着色剤は大きく分類して、染料と顔料に区分けされます。可溶性・分散性・耐熱性・耐候性・溶出性とそれぞれに特徴があり、製品との適正を見合わせ選択します。
着色剤は大きく分類して、染料と顔料に区分けされます。可溶性・分散性・耐熱性・耐候性・溶出性とそれぞれに特徴があり、製品との適正を見合わせ選択します。
染料とは
水溶液染料と油溶性染料があるが主に樹脂着色用には油溶性(親油性)染料を使用する。
分子溶融するため分散処理を必要としない。
特徴・・・透明性に優れる。
PMMA・PS・PCで透明度を必要とする製品に適している
有機・無機顔料に比べ耐候性・耐熱安定性に劣る
PP・PE等オレフィン樹脂にはブリード性があり不適
水溶液染料と油溶性染料があるが主に樹脂着色用には油溶性(親油性)染料を使用する。
分子溶融するため分散処理を必要としない。
特徴・・・透明性に優れる。
PMMA・PS・PCで透明度を必要とする製品に適している
有機・無機顔料に比べ耐候性・耐熱安定性に劣る
PP・PE等オレフィン樹脂にはブリード性があり不適
染料・顔料の種類
アゾ系・アンソラキノン・ペリノン系
(例)車両ブレーキランプ(ペリノン系)
(例)車両ブレーキランプ(ペリノン系)
酸化物・硫化物・フェロシアン化合物
(例)白色を代表する酸化チタン(酸化物)
(例)青色を代表する群青(フェロシアン化合物)
化学構造上での特性として、劣る部分を粒子の表面をコート処理する方法で改良されている。
(分散性、耐候性、酸化分解の改良)
(例)白色を代表する酸化チタン(酸化物)
(例)青色を代表する群青(フェロシアン化合物)
化学構造上での特性として、劣る部分を粒子の表面をコート処理する方法で改良されている。
(分散性、耐候性、酸化分解の改良)
アゾ系・フタロシアニン系・ペリレン系・キナクリドン系等
※1900年より貴金属代替として性能・色相共に改良された優れた色剤が上市されてきた
※1900年より貴金属代替として性能・色相共に改良された優れた色剤が上市されてきた
アゾ系・・・主に黄色~赤色の色材でプラスチック用として汎用に使用される。
フタロシアニン系・・・青色・緑色でプラスチック用、インキ用として利用され応用範囲は広い。
キナクリドン系・・・赤色の色材で特に熱安定性がある。
フタロシアニン系・・・青色・緑色でプラスチック用、インキ用として利用され応用範囲は広い。
キナクリドン系・・・赤色の色材で特に熱安定性がある。
無機・有機顔料・染料には色材としての用途以外に特殊機能効果を目的としたものもあります。