機能性樹脂という表現はあまり馴染みがありません。樹脂といえば汎用樹脂、エンプラ、スーパーエンプラの分類で語られてきました。しかし、今は、アクリルやウレタンといった汎用樹脂が、たくさんの機能を持つようになってきています。また、シリコーン、PTFE、エポキシ、フェノールノボラック、PEEKなど、電子製品には欠かせない樹脂も多数あります。こういった機能性の市場は、樹脂の市場ではなく、時として、セラミックやゴムと競合することもあります。機能性樹脂の成長性は非常に高いといえます。
三菱化学が機能性樹脂で1000億円の売上を目指すと発表がありました。これは、大きな1つの流れを意味していると言えます。