大王製紙がベトナムのサイゴンペーパーに出資し、ベトナム及び、ASEAN市場
の家庭紙及び、板紙市場に参入する旨の発表がありました。そういえば、製紙
用のパルプも輸入品です。拡大するASEAN地区の需要と低コスト調達から、
製紙メーカーがASEANでの紙の製造に参入するというのは、自然の流れかも
しれません。もともと、スリット加工の拠点は沢山あります。また、製紙工場を
稼動させるためのエネルギーである重油も現地の方が安いので、設備さえ
揃えば、製造コストも抑えられます。大型設備産業の海外市場参入のニュース
が後を絶ちませんが、我々は、振り回されず、地道に努力を重ねていきたいと
思います。