化学工業日報 8月29日に「コニカミノルタビジネステクノロジーズ定着温度
ダウンと、使用量の2割低減を実現する新たな重合トナーを開発、今年度内
に発売予定の同社デジタル複合機から採用を開始する方針」との発表があり
ました。重合トナーは、従来の機械的な製法により練って、砕いて製造する
粉砕トナーと違い、化学的な製法で合成するトナーのため、粒子径が均一に
なります。エネルギーが効率がよく、かつ小粒径化が可能なので、画質の向
上にもつながります。キャノン、富士ゼロックス、リコーはじめ多くの複写機・
プリンターメーカーが重合トナーを採用していますが、合成するため、一定数
量の生産スケールが必要なので、大手メーカーしかなかなか取り組めないの
が現状です。さて、プリンタの画質には、トナーの性能が大きく左右します。
今回のプリンタは、省エネ効率を飛躍的に向上させているようですが、画質の
方は、どうでしょうか?