SABICの前身であるGEプラスチックスは、かつて、チーグラー触媒を用いて
重合した無水マレイン酸変性ポリプロピレンを開発し、自動車バンパーなどに
拡販しました。エンプラとしての変性PPが、市場で根付いたのは、自動車用
途の開発が大きいと言えます。そして、今、SABICは、変性PPOの拡販に
動き出しました。変性PPOは被膜材として用いられるために、エネルギー関
連の用途で、期待ができます。そして、変性PPOは、コンパウンド化が難しい
樹脂の1つでもあります。さて、どんな用途が開発され、どんなマーケットが、
これから生み出されるのでしょう。