CTPとは、印刷版の1つの種類です。Computer to Plateの
略です。つまり、コンピュターでの情報をそのまま、印刷版にする
技術を言います。試し刷り、校正、製版というプロセスを得ること
なく、デジタルデータから、ダイレクトに印刷版をつくります。CTP
にも、凹凸の方法によってネガやポジの種類があり、レーザー光
線の波長によって感度もコストも変わるため、様々な種類があり
ます。しかし、校正という1つのプロセスが必要なくなるだけでも、
省エネ、環境対応の技術といえます。いまや、CTPは、印刷に
とって欠かせない技術です。さらに、9月15日化学工業日報
「富士フィルム CTP版/PS版出荷量の15%をリサイクル」
との発表がありました。印刷業界の動向としても、さらなる省
エネ、環境対応がキーワードとなっているようです。