先週は東京ビックサイトでインターネプコンが開催されていました。インターネプコンには様々な工業用素材が展示されていましたが、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のブースには、一際多くの人だかりが出来ていました。
炭素繊維は軽くて高強度の夢の素材です。次世代旅客機ボーイング787でも使用され、燃費効率が格段に上昇したことは有名です。昨日の化学工業日報では、住友メークライトが、CFRPの成形工程で使用される離型フィルムの開発に成功し、市場開拓に乗り出すとの発表がありました。なんと、オレフィン系とのことです。フッ素系と比べてコストダウンになり、かつ型追従性にも優れている上、供給能力も十分とのこと。
CRFPを採用した次世代の製品がどんどん市場に出てくることになるのは間違いありません。