「RO膜」

(2012/05/29)

 

RO膜とは、Reverse Osmosis(逆浸透膜/ぎゃくしんとうまく)をいいます。逆浸透膜とは、ろ過膜の一種であり、水を通してイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を持つ膜のことを指します。孔の大きさは概ね2ナノメートル以下(ナノメートルは1ミリメートルの百万分の一)で限外ろ過膜よりも小さく、中東地域の海水淡水化プラントで採用されています。

 

このRO膜の大手は、東レと、ダウ・ケミカルです。他にも、日本には、日東電工や東洋紡があり、政界的に見ても高いシェアを保有しています。

 

水というライフラインを供給するためのインフラとなるRO膜。本日の化学工業日報では、東洋紡がサウジアラビアでRO膜の製造工場を新規に竣工した旨の発表がありました。サウジアラビアの海水淡水化プラントでの採用もすでに決まっているとのこと。

日本の技術が世界中の人々の生活を改善します。うれしいニュースです。

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